ナルシス2世のブログ

エッセイ仕立てに構成。
第一章では高校生時代の入院記を
第二章では高校を卒業してからの職歴と、その中で出会った素晴らしい先輩方とのご縁や学び、エッセイを書く事になった経緯を記録した内容。

第1章 痔の地獄

著者、科埜政武(シナノマサタケ)は18歳という若さにしてイボ痔になりました。その手術の為、高校をしばらく休む事になります。それは、当時18歳の私にとって想像を絶する屈辱と激痛による地獄の始まりだったのです・・・・・・・

尚、この作品は当時の日記を元に構成されております。テンポ良く当時の感情も含めてお楽しみ頂ける様、自分の事を【俺】と表現したり、乱暴な言葉も出てきますが、どうぞご理解下さい。

 

科埜 政武

この物語の主人公である俺は昭和53年(1978年)、川島家の政男(マサオ)と美穂(ミホ)との間に長男としてこの世に生を受ける。双子として生まれてきたので、かろうじて長男だ。双子にして双子座B型、左利きのナルシスト。それがこの俺、科埜政武。

川島?科埜?苗字が違う・・・そう、俺は小学3年生の頃に母方の姓である【科埜】に変った。その後間もなく母は他界している。幼少期には知らなかった様々な理由があったのだが、母の最後の希望で姓が変わったのだ。母の他界後は母方の両親により育てられる。

 

 時々登場する、愛すべき家族の紹介をしておく。

弟・・・政准(マサノリ)は20分違いの双子の片割れにして愚弟。

妹・・・真那美(マナミ)は4つ年の離れた俺の宝物。

祖父母・・・眞蔵(シンゾウ)宗子(モトコ)は母方の両親にして、俺達の育ての親にあたる。本編ではジイちゃん、バアちゃんと表現する。

 

祖父母に育てられた俺は、戦前から戦後の日本人の心・考え・暮らし等、色々な昔話を聞いて育った。その影響もあり、その時代の日本男児に敬意と憧れを持つようになる。

そして勇敢に男らしく生きていきたいという気持ちが強く芽生えていった。俺は高校卒業後、希望と憧れを胸に海上自衛官の道へ進む事になる。

そんな俺の人生の1部を作品として、様々な角度から楽しんで頂きたい。そして何かを感じ取ってもらえれば幸いである。【元気】【笑い】【刺激】【決断】【痔というもの】【自己愛?】・・・

更に欲を言えば、読んでくれた人が1人でも多く自身のエッセイを書いて欲しいと望む。

では力を抜いて~本編スタート!

エッセイ【痔歴書】

まえがき

 

18歳の男子高校生。思春期真っ只中の彼を襲うその名は『イボ痔』。

頭のてっぺんから、それこそ肛門までを縦横無尽に駆け巡る、悲劇にして痛快な衝撃的事実が時を越えて今、紐解かれる。

想像を絶する痛み。筆舌に難き恥ずかしさ。優しき祖母のいたわり。そして淡き青春。

 

日本人の3人に1人は『痔』持ちであるという。『痔』は汚いオッサンの病気ではないのだ。誰もがなり得る身近な病気『痔』。そんな『痔』持ちのバイブルになり得る闘病日記。

 

もう『痔』を恐れる必要なんて無い!

まずは『痔』を知り、理解する事だ!

 

【いまだ生を知らず いずくんぞ死(痔)を知らんや】

                         by 孔子

【敵(痔)を知り己を知らば百戦あやうからず】

                             by 孫子

 

 

この物語は間違いなく貴方を救う事になるだろう?

 

あまり語られてこなかった『痔』の実態。心温まるエピソードと共に召し上がれ。

 

                        by 戸田 修